松浦亜弥(初回)

ということで行ってきましたよ。松浦さんのディナーショー。予習をしたところをことごとくはずしたセットリストに少々狼狽しましたが、その分余計な考えを起こすこともなく純粋に楽しめました。そんなことでいつものように長ったらしい感想でも。
開場時間ちょうどぐらいに会場着。その日の客層をチェック。だいたい服装でご新規さんの割合がわかるのですが、想像以上にスーツ姿の人がいました。Tシャツ、ジーパンにジャケット姿なんて自分だけですよ(笑)久しぶりにディナーショーでのアウェー感を感じつつ受付を済ませ入場。本当は1週間前にもこの中に入っている予定だったのにな〜なんて思いながら松浦さんの「砂を噛むように・・・NAMIDA」のシングルVを買ってサインをもらう。今回の席はB-13という席。そういえばいつぞやもこの席に座ったな〜なんて思いながらメニューチェック。本日のメニューは前菜に「ゴロゴロ夏野菜のサラダ 生ハム添え」メインに「ハタのポワレ 香味ソース」デザートに「ベイクド・チーズケーキ」というメニュー。やっぱり魚率が高いです。概ねいつもどおりの味という感じでしたが、自分はいつも「美味しい」と思って食べる人なのでどれも美味しくいただきました。でも、今日はなんだか従業員のみなさんはセカセカしていて落ち着いて食事ができませんでした。開始8分後ぐらいにはメインのお皿が出始めていたもんな〜。食べ終わり次はいよいよライブへ。
今回のバンド編成はギター・パーカッション・キーボードと最近定番になりつつある編成でした。初期の飯田さんのディナーショーではパーカッションがなくギターが2本とかで「打楽器がある方が絶対にいい」とか思っていたのですが、少し落ち着いた雰囲気のディナーショーも久々にみてみたいな〜なんて思い始めていたので少々がっかり。というほどでもありませんが、まぁそんな感じでバンドメンバーが登場して演奏スタート。ほどなくして松浦さん登場。ショートにした松浦さんをしげしげ見るのは初めてなので「おぉー」という感じ。そして歌い始めるわけですが、初めからハード目で来るかと思ったらこの曲。ちなみに「砂を噛むように・・・NAMIDA」のc/wですがこのシングルは両曲とも好きなんですよね。もう歌い出しから鳥肌ですよ。それと同時にこの空間に約一時間いることに耐えられるかという心配が脳裏に。ホールクラス以上が似合うアーティストがあの狭い空間で歌うんですよ?この贅沢に初めは絶対に耐えられないと思いました。思ったというのもね、初めの曲から歌詞飛ばししちゃった(笑)これでこちらも緊張まではしていなかったにしても力は抜けました。続いてまたしてもc/wの曲。たぶんこの曲であってるはず。というのも帰ってからセットリストを書き出すにあたってシングルやらアルバムやらを引っ張りだして確認していたのですが、このシングルだけは未開封でした。CDでは管楽器が入っていてかなりジャズテイストでしたが、今回はシンプルな音だったので違う曲な感じに聴こえていました。素直に「松浦亜弥カッコいいな」と思って横揺れ。次の曲で「あ、これはc/w構成だな」と悟ると共に完全に生バンドで歌うと栄えるようなセットリストだな、と思いました。それにしても楽しそうに歌うな〜なんて思いながらみていました。ここらへんで松浦さんがアリーシャになんとなく見えてきたりして・・・(あ、ヴァルキリープロファイル2の主人公ね。)前髪とかカチューシャとか・・・ってどれだけゲームやっているんだよ!っていう話しですけど、実際見てみたらだんだんそう見えてくるって!(病)次の曲でたしか客席巡回だったような気がします。うん、すっかり忘れているね。CDでは結構しっとりと歌っているのですが、ディナーショーではもう少し明るい感じがしました。勝手に20歳になったらこういう歌詞に17歳とかいう年齢が入った曲は敬遠してくるかな、と思ったのですが、本当に勝手な思い込みでした。やはりこういうしっとりとネットリとした曲調を歌う松浦さんが自分は一番合っているような気がするな、なんとなく。ここでMCをはさむ。普段見慣れない光景に緊張するというより違和感を感じているという話し。シックリこないらしいです(笑)他のディナーショーをやった方々は「緊張するー」なんて話しをだいたいするのですが、松浦さんは特にそういう話もなく「さすが大物だ」と思った次第です。確かに1曲目の出だしから緊張した雰囲気はまったく見られませんでしたから、緊張していないんだろうな、と思っていたらまさしくその通りだったみたいです。ここらへんのMCは短めに次の曲。ようやく大きな声でわかる曲といえる曲が出てきました。毎度のことのように一緒に口ずさんではいるのですが、やはり聞き込み不足は否めませんでした。それでも気持ちよく一緒に歌っているとここでも歌詞飛ばし(笑)これがあると安心してしまうというかなんというか。立ち直りの早さと復帰の早さはプロだな〜と感心しながら聞いていました。でも生バンドでもあんまり曲の印象が変わらないんですよね。曲のイメージがきちんと固まっているからなのか、松浦さんの歌い方が変わっていないからなのか。続いて渡良瀬橋。この曲は思い切ってキーボード1本だけで歌ってくれても良かったような気がしますが。なんだか実際に渡良瀬橋を見てからというものいろんな情景がブワーッと広がって感情移入してしまって泣きそうになりました。シンプルな音なだけに余計に声の表情や感情がダイレクトに伝わってきて・・・いや〜マジ良かったッス。次の曲。いや〜、本当にc/wの曲が多い。もう少しマジメに松浦さんを追いかけていれば感涙もののセットリストなのでしょうが、「普通にいい曲だな〜」とか松浦さんの気持ちよさげに歌う姿を見ていいな〜とか思ったり気持ちいい音程部分の声が出るたびシミジミと「歌っていいな〜」なんて思いながら聞いていました。今回は歌わなかなかったですが風信子も好きなので次回機会があれば歌って欲しいところ。
ここでMC。なぜか青山の話しやらゴルフの話しやら。松浦さんはゴルフにはまっているかと思いきや収録以外は練習していないそうな。春ぐらいは気候も良かったけど、暑くなると虫が出るわ日焼けするし・・・と文句をおっしゃっていました。日焼けの後も見せてもらったりして、なんの会だ?なんて思いながらお手を拝ませてもらいました(笑)08は最近DEATH NOTEのトリビュートアルバムで聴いているのである意味旬な曲。1stアルバムあたりの曲ってなかなか歌ってくれる機会が少ないので貴重です。この曲は1stアルバムの中でも一番のポイントになる曲だと勝手に思っていて、この曲を松浦さんが歌い続けている限り松浦亜弥松浦亜弥であり続けてくれるだろうと思っている曲です。その曲を改めて20歳という年齢を迎えて選んで歌ってくれたこと、そして聴けた事がすごく嬉しかったし、松浦亜弥は間違った方向へ行っていないぞという意思を受け取りました。まぁ、それも勝手な解釈ですけどね(笑)自分の中でこの曲に対する認識のアップデートができたのが良かったです。これからも歌い続けて欲しいな。09は想定しなかった曲がきて少しビックリしました。CDもいいですが、今回のバンド編成ぐらいシンプルな音の方が自分は好みかな?爽やかさ2割り増しぐらいでした。ここらへんまでくると松浦さん容赦なく全力投球ですよ。力いっぱい楽しそうに歌う歌う。みていて気持ちいいです。そして松浦さんが好きです。とプチ告白したところで次の曲。一応セットリストをメモしながら聴いているのですが、「あ〜、もうそろそろ終わりか・・・」なんてことをふと思う。結構駆け足で曲がすすむので「ひょっとしたら特別待遇で15曲ぐらい歌うのか?」なんて淡い期待もしていましたが・・・。ずっとこの時間が続けばいいのに・・・と思いながら聴いていました。11曲目。この曲はいつも楽しみにしている曲です。ライブでの気合の入った全身を使ったパフォーマンスばかりみていたので小さな会場に合わせた感じの歌い方が逆に新鮮でした。でも、回数を重ねるごとに絶対的に良くなっています。この曲を聴ける幸せといったら・・・。で、最後の曲。お約束の「えー」がここでも聞けるとは思わなかったとは松浦さん。この曲はお約束かな?一緒に歌わせてもらえなかったし、腕も振れなかったのでやや不完全燃焼(笑)まぁ、この曲はやっぱりライブ向けだな、ということで。ライブはこれにて終了。
アンケートを書いて握手へ。みなさん退場列に並ぶのはやっ!なぜか急かされている感じでアンケートを書いて自分も列に並ぶ。程なくして自分の番。ステージで歌う松浦さんに慣れていたつもりだったのですが、やはりショートにして微妙な違和感が・・・。とりあえずお願いしますと言って横に並ぶ。チラッと横を見るとピースをしていたので自分も真似てやってみる。写真の後「すっごい楽しかったです」といってお別れ。いつもならこのありきたりのコメントを言うと負けた感があるのですが、今日はそれしか出てこなかったしそれを伝えたかったので大満足で帰宅の徒につきました。
全体的に春ツアーのあのテンションでくるかな〜と思って気合を入れてきたのですが、いい意味で肩透かしを食らった感じでした。あそこまでの完成度を期待していたわけでもないのですが、あれだけのことをディナーショーのステージで再現されても逆に肩がこるというか畏まってしまいますからそれはそれでよかったのかな、と。それにしても今回のセットリストは完全にディナーショーを意識したセットリストになりました。生演奏栄えする曲でかつ、あまり歌われていない曲というものをチョイスした結果のセットリストなんだろうな〜と。途中MCで「みなさんが聞きたい曲を歌っていきたい」みたいなことを言っていましたが、今回は・・・どうなんでしょうかね〜。まぁ、レアな曲てんこ盛りだったのでそれはそれで十二分に楽しめましたけど。あ、MCといえば途中世界バレーのマスコットガールをハロプロでやるって言っていたけど既に出ている情報なのか?本当なら嬉しいけど。話を戻して感想を。本当に今回は1曲目から質の高いパフォーマンスを見せていただいて松浦亜弥の歌の世界観を堪能させてもらいました。幸福感というか心地よかったという方が正しいかもしれません。ライブ終わりに「○○サイコー」コールをするというよりもいい映画のハッピーエンドを見終わったあとのすがすがしさというかな〜。改めて松浦亜弥というアーティストの可能性と力を感じたショーでした。あれはハロプロの至宝だよ。無駄に消費せずに丁寧に育ててあげて欲しいと切に思いました。
以下セットリスト(たぶんあっているはず)

01ハピネス
02夢
03YOKOHAMA SING A SONG
04逢いたくて
MC
05100回のKISS
06渡良瀬橋
07初恋
MC
08私のすごい方法
09気がつけば あなた
10LOVE涙色
11砂を噛むように・・・NAMIDA
12シャイニング デイ